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2023年3月 教育の変化

園からのお知らせcolumn巻頭言

3月となり、さくら組の子どもたちの卒園や在園児の進級も目の前になってきました。日常の保育が日々過ぎていく中で気づけば3月といつもこの時期感じています。そして、同時に幼稚園から小学校に進学してく子どもたちにとって、未来に向かってワクワクする学校生活を送ってほしいと思っています。

 

さて、そんな中、先日門真小学校の生徒たちが幼稚園に遊びに来てくれました。「地域を知る」という生活の授業の一環で幼稚園に来たのですが、小学校二年生とはいえ、幼稚園の子どもたちと一緒に遊び、お世話をしてくれました。小学校の先生方も「幼稚園に来たことで、子どもたちの新しい一面を見れた」という言葉や、「生き生きしている」と話してくれました。こういった地域とのつながりは今後も大切にしていきたいと思うことと同時に、異年齢での子どもとの交流は学校での授業以外の学びもあるということが見えてきます。

 

2021年に「令和の日本語型学校教育」が中央教育審議会から出されました。そこに今後目指される学校教育のあり方が出されています。これからの学校教育では「個別最適な学び」と「協働的な学び」というものが中心になってくるようです。「個別最適な学び」とは文字の通り、「子に応じた指導を学習者の視点から整理した」ものであり、「子どもが自己調整しながら学習を進めていけるように指導する」ということがいわれています。つまり、これまでの一斉に子どもたちに基礎的・基本的な知識技能を指導するだけではなく、子ども自身の興味・関心やキャリアの方向性に応じて課題に取り組むといった子ども一人一人に応じた教育になってきます。これまで以上に、より生徒主体となる教育が目指されます。次に「協働的な学び」とは「個別最適な学び」が孤立した学びにならないよう他者と協働した経験が目指されます。

 

先日、渋谷区の「未来の学校」というビデオを見ました。そこでは職員室はカウンターでどこからでも生徒が関われるようになったり、ラーニングコモンズといわれる児童・生徒が主体となった協働的な学習や探求的な学習等、多様な学びを実現する空間づくりなどが行われ、渋谷区の学校はすべてこのような方針で公立学校が変わっていくそうです。このことについて、「東京の話だから」と思うかもしれませんが、実は門真市でも脇田小学校・砂子小学校・門真第四中学校が小中一貫校として統合される「水桜学園」ではメディアコモンズといわれる似たような空間が設計の中に入っていました。いよいよ門真市でもこういった学校教育の大きな変化が起きてくるということを感じます。

 

ただ、小学校でのこういった教育の変化において最大限効果が出るために乳幼児期の教育は大きく関わっていると考えています。就学後いくら環境が整っていても、探求心や好奇心、興味や関心がなければ使いこなすことや楽しむこと学ぶこともできません。自ら学習に向かうためには、様々な遊びを通した学びが重要であると思っています。むしろ遊びの中にこそ「個別最適な学び」はあるのではないでしょうか。そして、遊びの中には「協働的な学び」も含まれています。子どもたちの学習意欲のもとには「遊び」という要素はとても重要な意味があると思っています。社会のあり方そのものが劇的に変わるといわれていく未来に向けて、乳幼児教育(保育)の重要性はとても大きいと改めて感じています。