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投稿日時 2022年3月3日

3月3日

副園長のコラムcolumn日々考えること

今日はひな祭りということで、幼稚園でもひなまつりの行事を行いました。職員が考えた宝探しゲームから始まり、子どもたちは部屋の中にあるひな人形のカードを探します。見つけたカードを答えを貼る用紙に子どもたちと話し合いながら先生が貼っていき、カルピスを白酒の代わりに飲んでいました。

 

 

この白酒について、話が及んだ時に、ある女の子がすかさず、「歌の中にあった!」「右大臣が飲んでいたやつでしょ!あ~かいお顔の右大臣♪」と話し出すと、周りの子どもたちも口々に「知ってる!」と声を合わせていました。歌の中にある言葉を実体験としてイメージすることで子どもたちは興味関心を深めていきます。こういった学んでいることや知っていることが明確なイメージを知るとより「知りたい」につながると思っています。子どもたちは発言しながら、様々な意見を口々に言います。それぞれのひな祭りのイメージや思いがあるのだなと感じますが、それと同時に会話には入らずとも子どもたちの様子を見てキョロキョロしながら、その話題にジッと耳を傾けている子もいます。特に年少児が多いですが、年少児にとってこういった年長児を見て・聴くというのは非常に大きな影響を受けます。そして、そこに憧れをもつことや聞いてみて学ぶということがおきます。異年齢をすることによって、特に感じたのはこういった同じ空間にいることで学んでいることが多いという点でした。そして、こういった見合う経験は自然と年長児を年長ぽくさせていきます。環境が子どもたちに起こす影響というのは少なくはないという事を改めて感じます。

 

しかし、こういった姿を見ていて感じるのはやはりコロナによって自粛している子どもたちのことが気がかりになります。自粛している子どもたちからするとこういった関わりや話す機会が少なくなっていることは非常にもったいないと思ってしまいます。行事においても、子ども同士で共有することや話を交わすことというのはとても大切な経験であると思います。

 

幼稚園としては自粛している子どもたちにも何とか、保育を届けたいと、ひな祭りのプロジェクトの先生が考えた動画をHPにアップします。こういった自粛協力期間であっても、子どもたちとのつながりを持てるように先生たちも考えてくれています。

 

早くコロナ禍が終わってくれることを願っているのですが、なかなかそうもうまくはいきそうにもりません。3月は卒園式や成長展があります。今回コロナの影響で先に延ばすことになりましたが、感染対策をとり、実施できる方法を模索しておこなっていこうと考えています。