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副園長のコラムcolumn日々考えること

先日、小学校を卒業した子どもたちが遊びに来てくれました。今年卒業した子どもたちは幼稚園が幼保連携型認定こども園になって初めて受け入れた乳児で2歳から入園した子どもたちです。そう考えて振り返ると気づけばこども園になってから、あっという間に10年くらいたったということがわかります。また、今年卒園した子どもたちは初めて0歳で入園してきた子どもたちです。幼稚園の歴史の中でも、なにか一つの区切りとなった年度であるように思います。

 

幼稚園の保育はこども園に変わっていく中で、それまでの一クラス単位のクラス編成での保育から今のような異年齢でチーム制をとった藤森メソッド(見守る保育)の形に変えてきました。変えた当時から今にかけて、幼稚園で保育の変革を手伝っていただいている先生方は本当に大変だったと思います。それと同時にとても感謝しています。それまでもたちばな幼稚園は子どもたちに合わせて保育を進めていましたが、異年齢での保育やチームで保育を行うということはなかなか想像もできなかったことだと思います。今でこそ、その方法の意味や必要性を理解してもらっていますが、その変化が軌道に乗るまでは不安が強かったのではないかと思います。

 

保護者の方々も同様に、保育の変化には不安が多かったことだと思います。当時はなかなかゆっくりと話すというよりは急角度にハンドルを切ったので、幼稚園に不安感や不信感もあったように思います。当時の保護者さんは当時のことを「また、なんか始まった。」と思ったと話していました。ただ、保育を進めていくことや保育の話をしていくうちに「やりたいことが分かった。悪くするためにやっていることではないということが分かった」と話してくれました。私自身はこの保育がこれからの社会に間違いなくいいものであるという確信をもって行っているのですが、なかなか新しいことへの不安感をぬぐうというのは難しいものでした。

 

ただ、最近はこういった保育は日本全国で行われ始めています。異年齢での保育もずいぶんと聞くことが多くなってきました。小学校でも自分で学ぶ内容を選択することや自分の興味関心を通す学習がすすめられ、大学受験も今後は変わってくるといわれています。これまでの「勉強」「学習」というものの質が大きく変わってくるのを考えていくと、先んじて保育を変えてよかったと思っています。先日遊びに来てくれた子どもたちや幼稚園を巣立っていった子どもたち。これからどんな世の中や学校教育環境になるのだろうか、それに対して自分たちが行ってきた保育が子どもたちの人生にとって意義のあるものであるように心から願っています。願わくば、子どもたちが豊かに幸せに人と生きていける世の中を作っていくことができる人生を過ごしてほしいと思います。

 

卒業、卒園おめでとう!!