Number 15
投稿年月日 2016年4月5日
題名 新年度
内容 いよいよ認定こども園としてスタートすることになりました
投稿者 園長 邨橋雅廣

2016年4月号 園長挨拶

巻頭言

いよいよ認定こども園としてスタートすることになりました。1歳児 2歳児の預かり保育と言う位置づけから、教育・保育をする0歳から 6歳までの子どもを受け入れる施設として位置づけられることとなっ たのです。

 

私たちからすれば、保育そのものはどちらでも同じなのですが、受け 入れることのできるこどもの数や、公的援助や保護者の方の負担など で大きな差が出てきます。国が丁寧に子どもの育ちを考えてくれれば いいのですが、「保育園落ちた」のブログの反響で、待機児解消ばか りがクローズアップされているような気がします。

 

園としては、こども園になることで、公的支援もはっきりしますし、 その中で子どもの育っていく環境を充実させていきたいと思っていま す。他の園より余裕のある建物で、なおかつ標準の配置基準より多く の保育者に担当してもらう体制を取っています。子どもの興味や関心 (好奇心)を大事にして発達を保証しようとすると、そうせざるを得な いのです。

 

待機児がいるから受入人数を増やせばよいという議論は大人の都合 で、子どもにとって育っていく環境はどうかという「子どもがまんな か」にいる議論になってほしいなと思います。

 

先日も、仕事が遅くなって夜中に夜ご飯を食べに行ったら、1歳ぐら いの子どもを連れて食事に来ていらっしゃる方がいました。何か事情 があるときは仕方がないのでしょうが、寝ていれば子どもの成長ホル モンが一番多く分泌されている時間なだけに、子どもにとってはもっ たいない時間だな思います。昔から言われている生活(昭和の初期)が 子どもの成長に意味があるという調査結果もあります。

 

ちょっとして事を知ってそれを実行するだけで子どもの成長が促され ますので、是非子どもの育ちを意識し、「子どもがまんなか」の生活 になっていくことを期待しています。また子どもの成長に関しての園 の考え方など副園長とともに発信していきたいと思いますのでよろし くお願いいたします。

 

今年1年は認定こども園に変わったばかりでいろいろなことが直前に 気付いてどうしようと言うことも出ております。ご迷惑をかけるかと 思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。