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投稿年月日 | 2015年11月 |
題名 | 遊びは学び |
内容 | そこから子どもたちが遊びのなかでどのように 学び、文字につながっていくのかが見えてきました。 |
投稿者 | 副園長 |
昨年、地域のお祭りに幼稚園のパネルを貼る機会をいただきまし た。そこには幼稚園の紹介を載せることが主な目的なのですが、180㎝×90㎝と非常に大きなパネルを二枚ももらえるということで、 園の先生と協力して、幼稚園の紹介・様子を一枚。発達や育ちが見え るパネルをもう一枚作ることにしました。そして、その主題にしたの が「自由画」です。自由画はどの年代でも遊びの中ですることです。 だからこそ、発達の差が見えてくるのではないかと考え題材を自由画 にしました。すると、そこから子どもたちが遊びのなかでどのように 学び、文字につながっていくのかが見えてきました。
パネルを作る中で感じたことが、発達はどの子どもたちも必ず通る 道だということです。各才児ごとに作品をならべていくと、発達通り の絵がほとんどでした。1 歳児はなぐり描きをします。2 歳児になると 〇が描けるようになります。3 歳ごろになると顔に手足がでた頭足人を 描き、4~5歳になるとしっかりと体も描くようになります。そして、 その過程の中には指先の動きや器用さに応じて、文字につながる基礎 ができていく過程が見えてきます。子どもたちの発達のつながりを見 ていくと色々なことが見えてきます。そのため、保育者は適切な環境 を作ることが大切になります。
今の幼稚園はある意味で、「自由すぎる」と言われることがあるそう です。しかし、遊びの中に育ちはあるということをもっとアピールし ていくことが必要なのではないかと思いました。どこにいっても保育 を説明していく中で、「自由に遊ばせるだけでなにを学んでいるんだ」 と言われることがあります。しかし、それには遊びに意図をもたせる 環境がないと「ただ、遊ばせる」だけになりますが、意図のある環境 やねらいがあると「遊びは学び」に繋がります。
現在、つくし組のクラスの環境構成をする上でおもちゃはどういっ たものが今の子どもたちの発達にあっているか、年案や週案を作るう えでも意図をどう持たせていくかを考えています。意図を持つことで 子どもたちは主体的に遊び、そこから学んでいくようになることを目 指しています。そして、そこで培った興味・関心、意欲が将来、学校 に行ったときや社会に出たときに活きるものであると捉えています。
2015年11月3日