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投稿日時 6/3

蚊に刺されやすくなってきました

保健室より

6月が始まりましたね。天気も雨の日や日中28〜29度まで上がるような晴れの日が交互にあったり、保護者の方も子どもの服装に悩んだり、熱中症を心配されたりしているのではないでしょうか。先週アデノウイルス感染者が増えてきたかのように思いましたが、現在1件報告を受けているまでに留まり、園での大きな流行はみられませんでした。

 

最近は蚊に刺されている園児をよくみかけます。蚊は人の体温、汗に含まれる成分、呼吸時に発する二酸化炭素等を感知して近づいてきます。子供は新陳代謝が活発で、よく汗をかき、比較的体温も高いため、大人と比べて蚊に刺されやすい傾向にあります。

園では基本的に室外で遊ぶ際にはミストタイプの虫除けスプレーを塗布するようにしています。

☆なぜかゆくなるのか?

蚊は刺す時に自身の唾液を注入します。蚊の唾液には血液が固まるのを防ぐ物質や痛みを和らげる物質が含まれており、また皮膚でアレルギー反応を起こします。アレルギー反応が起こることで人はかゆみを感じるのです。

○かゆくてもかいてはダメ!!!

掻けばかくほどかゆくなり、悪循環になります。ひどく掻きすぎると皮膚炎を起こし、さらに掻き壊した皮膚から細菌が入ると、化膿したりして治りが悪くなってしまいます。子どもの場合はかゆくて掻いている内に「とびひ」になり、数日であっという間に広がってしまうことがあります。とびひは感染します!!!

したがって、かゆくてもかいてはいけません。当園では、虫刺されでかゆがっている園児に対しては、軟膏を塗布して様子を見ていますが、それでもかゆみが軽減しない場合は流水や氷で冷やし、刺された部位を掻き壊さないようにしています。

○化膿してしまったら皮膚科受診を!!!

皮膚が赤くなって少し腫れるくらいで他に症状がない場合には、塗り薬などで様子を見ましょう。しかし、それでも炎症が治らなかったり、範囲が広がってきた場合には薬を塗るのをやめて皮膚科へ行きましょう。

 

5/23~29日の大阪府の感染症情報、北河内での発生状況、園内での発生状況

1位 感染性胃腸炎 報告あり
2位 咽頭結膜熱 報告あり 1件(幼児1件)
3位 RSウイルス 報告あり
4位 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 報告あり
5位 突発性発疹 報告あり

その他北河内内では水痘、手足口病、流行性耳下腺炎の報告があります。

新型コロナウイルス感染症は15849件報告あり。先週より減少。

 

感染症報告が多い年齢層

感染性胃腸炎 1~3歳 咽頭結膜炎 6か月以上~2歳
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3~5歳 突発性発疹 6か月以上~2歳
手足口病 1~3歳 RSウイルス 6か月以上~2歳
流行性耳下腺炎 5歳、10歳以上 水痘 4~5歳、10歳以上