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濃厚接触者の報告が相次いでいます

保健室より

新型コロナウイルス感染症への感染者数が爆発的に増加していますね。当園では園児の感染報告はないものの、濃厚接触者として自宅療養をされている園児が今週より増えてきております。

 

新型コロナウイルス感染症への感染者は発症日(または陽性判明日)を0日として、無症状者は8日目で療養解除、有症状者は11日目で療養解除(症状消失後72時間経過していること)となっています。

また、濃厚接触者は同居家族等の発症日(または陽性判明日)を0日として、7日目までは自宅待機、8日目より解除。もしくは4日目、5日目に抗原定性検査陰性を確認した後に5日目より解除となります。

詳細→ https://www.pref.osaka.lg.jp/iryo/osakakansensho/noukousessyokusya.html

 

全体的に感染者数は増加していますが、子どもへの感染の増加も著名です。近頃、外来受診しようにも受診できない事態にもなってきており、小児科も外来がパンク状態のようです。

大人は3回ワクチン接種を終え、現在は基礎疾患がある方や高齢者の方から4回目接種が行われていますね。子どものワクチン(5~11歳対象)接種に関しましても、これまで様々な意見がありました。

 

現時点で子どものワクチンについてわかってきていることについて、、、

ワクチン2回接種での予防効果(迅速抗原検査+PCR検査)は36.8%であり、入院予防効果は82.7%(インフルエンザウイルスの入院予防効果は41%であるため、かなり高い)

・ワクチン接種に伴う副反応は12歳以上と比べて頻度は低く、また心筋炎もかなり少ない。発熱があった場合も1~2日で軽快し、入院が必要なほどの状態になる人は現在では全然いない

 

大人も子どもも共に言えることですが、発症予防としてではなく、重症化予防として、ワクチン接種の大切さが言われてきています。ワクチン接種に伴う副反応や、mRNAワクチンというこれまでにはないワクチンの種類であり、将来的な影響について未だわかっていないことは多々あります。しかし、新型コロナウイルス感染症にかかった後の後遺症で長期的に苦しんでいる方もいらっしゃいます。ワクチン接種は個人の自由ですので、どちらがいいということはありませんが、子どものワクチン(5~11歳対象)は現在のところ今年の9月末までが公費負担(無料)ですので、利点、欠点等踏まえながら家庭内で話し合うことも必要かと思います。

 

参考までに、、、

・小児感染症専門医、ワクチン学研究者の方の意見→https://news.yahoo.co.jp/byline/kamidanisatoshi/20220717-00306066

・新型コロナウイルスについて、ワクチンについて、自宅療養中の注意点について

→https://oshiete-dr.net/pdf/202202cov19childcare.pdf

 

また最後に

7/11~7/17日までの大阪府の感染症情報、北河内での発生状況、園内での発生状況

1位 RSウイルス 報告あり
2位 感染性胃腸炎 報告あり
3位 手足口病 報告あり
4位 咽頭結膜熱 報告あり
5位 突発性発疹 報告あり

その他北河内内では水痘、ヘルパンギーナ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、流行性耳下腺炎、

流行性角結膜炎の報告があります。

新型コロナウイルス感染症は65777件報告あり。先週より増加。

※A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 園内1件(幼児)7/22時点

その他、感染症報告なし

 

感染症報告が最も多い年齢層

RSウイルス 1歳 感染性胃腸炎 1歳
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3歳 突発性発疹 1歳
ヘルパンギーナ 2歳 咽頭結膜熱 1歳
水痘 10~14歳 手足口病 1~2歳

 

流行性耳下腺炎 4歳、流行性角結膜炎 20歳以上