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内科検診がありました/生後6か月以上5歳未満のコロナワクチンについて

保健室より

11月に入り、朝晩は少し肌寒いですが、日中は例年よりも暖かく感じる日が多いように思います。朝は肌寒いので、園児達も厚手の服を着ていたり、上着を着て登園される姿をよく見かけます。しかし、特に乳児クラスの園児達は体温調節がまだ未熟で熱がこもりやすくいので、着替えの服の中に薄手の長袖も1着持ってきていただけたら、保育環境によって着替えができいいかなと思っています。

 

昨日は園医のスマイルこどもクリニックの先生に来ていただき、内科検診を行いました。春にも内科検診を行いましたが、その時よりも園児達は服の着脱がスムーズにできていたり、静かに座って順番が待てていたりと、乳幼児クラス全園児を対象に今回行いましたが、とてもスムーズに内科検診を受けることができていました。検診結果が所見ありの園児はかかりつけ医を受診していただき、受診結果の用紙(結果が記載されている用紙のキリトリ線の下の部分)を担任の先生に提出お願いします。

 

また、近頃6か月以上5歳未満の子どもを対象に新型コロナワクチンの接種が開始されました。門真市は対象家庭に接種券を配布することになっているようです。先日、日本小児科学会が接種に対する考え方について意見を発表され、生後6か月以上5歳未満の小児への新型コロナワクチン接種を「推奨する」としました。

以下に日本小児科学会のHPに掲載されている推奨に至った理由を抜粋して載せています。

・小児疾患数の急増に伴い、以前は少数であった重症例と死亡例が増加しています。

・成人と比較して小児の呼吸不全例は比較的にまれですが、オミクロン株流行以降は小児に特有の疾患であるクループ症候群、熱性けいれんを合併する児が増加し、また、脳症、心筋炎などの重症例も報告されています。

・生後6か月以上5歳未満の小児におけるワクチンの有効性は、オミクロン株BA.2流行期における発症予防効果について生後6か月以上23カ月児で75.8%、2~4歳児で71.8%と報告されました。流行株によっては有効性が低下する可能性はありますが、これまでの他の年齢におけるワクチンの有効性の知見からは、重症化予防効果は発症予防効果を上回ることが期待されます。

・生後6か月以上5歳未満の小児におけるワクチンの安全性については、治験で観察された有害事象はプラセボ群と同等で、その後の米国における調査でも重篤な有害事象はまれと報告されています。なお、接種後数日以内に胸痛、息切れ(呼吸困難)、動悸、むくみなどの心筋炎・心膜炎を疑う症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診し、新型コロナワクチンをうけたことを伝えるよう指導してください。

【ワクチン接種の考え方】

・小児をCOVID-19から守るためには、周囲の成人への新型コロナワクチン接種が重要です。

・COVID-19重症化リスクが高い基礎疾患のある小児に対しては、重症化予防効果の観点から、年齢にかかわらず新型コロナワクチン接種を推奨します。基礎疾患を有する小児へのワクチン接種については、本人の健康状況をよく把握している主治医と養育者との間で、接種後の体調管理等を事前に相談することが望ましいと考えます。

・生後6か月以上5歳未満の健康な小児へのワクチン接種を推奨します。健康な小児へのワクチン接種には、メリット(発症予防、重症化予防等)とデメリット(副反応等)を養育者が十分理解することが重要です。

【感染状況とワクチンに関する知見】

・小児のCOVID-19症例の95%以上は軽症ですが、クループ症候群、肺炎、けいれん、嘔吐・脱水などの中等症や、心不全をきたしうる小児多系統炎症症候群、脳症、心膜炎が報告されています。国内における10歳未満、10歳代のCOVID-19による死亡報告数はオミクロン株流行前はそれぞれ0例、3例でしたが、オミクロン株流行後わずか9ケ月で、それぞれ21例、10例の死亡が報告されている。

・国内の小児における症状を流行株の違いにより分けた場合に、オミクロン株流行期における患者は発熱の頻度が高く、熱性けいれん、咽頭痛、嘔吐の報告数が多いことが確認されています。

・2歳未満と基礎疾患のある小児患者において重症化リスクが増大することが報告されています。

・米国では、2022年8月21日までに生後6か月以上5歳未満の小児に対してファイザー社製ワクチン890,378接種が行われ、8541人が自発的な健康状況調査に登録されました。生後6か月以上2歳で接種後の局所反応は19.0%(1回目)18.3%(2回目)、全身反応(発熱、下痢、発疹、嘔吐、不機嫌・啼泣、食欲不振、傾眠傾向)が55.8%(1回目)、47.1%(2回目)に認められ、発熱は18.7%(1回目)13.8%(2回目)に認められました。3歳から5歳未満の小児では接種後の局所反応は28.4%(1回目)、26.5%(2回目)、全身反応(腹痛、筋肉痛、悪寒、倦怠感、発熱、頭痛、関節痛、下痢、発疹、嘔吐、嘔気)が32.2%(1回目)、29.2%(2回目)に認められ、発熱は12.1%(1回目)、10.9%(2回目)に認められました。この時点で3回目の情報はありませんでした。

 

新型コロナウイルス感染症も減少傾向から増加に転じてきています。手洗い、うがい、こまめな換気、集団の中でのマスク着用等感染予防対策を行うことがこれまで同様引き続き大切です。また、兄弟間、家族内での体調不良者が出た場合は、家庭保育へのご協力を引き続きよろしくお願いいたします。

コロナワクチンについては6ヶ月以上の小児から大人まで接種対象が増えてきています。意志決定が自己にてできない子ども達での接種は保護者の方の判断に任されますので、メリット、デメリットを十分に理解された上で決定されるようにしてください。

 

最後に

10/31~11/6日までの大阪府の感染症情報、北河内での発生状況、園内での発生状況

1位 感染性胃腸炎 報告あり
2位 手足口病 報告あり 1件(乳児)
3位 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 報告あり
4位 ヘルパンギーナ 報告あり
5位 突発性発疹 報告あり

その他北河内内ではRSウイルス、咽頭結膜熱、水痘、突発性発疹、流行性耳下腺炎、インフルエンザの報告があります。

新型コロナウイルス感染症は21,860件報告あり。先週より増加。

 

【園内感染症報告】10/11時点

なし

 

感染症報告が最も多い年齢層

RSウイルス 1歳 感染性胃腸炎 1歳
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 4歳、10~14歳 手足口病 1歳
ヘルパンギーナ 2歳 水痘 9歳
インフルエンザ 15~19歳 突発性発疹 1歳

咽頭結膜熱 1歳、流行性耳下腺炎 10~14歳

インフルエンザは園の掲示板に別途掲載していますので、参照ください。