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ありのままの成長を再確認する成長展

日々考えること

本日は幼稚園の成長展でした。成長展とはまさに字のごとく、子どもの「成長を展示する」行事です。ここの子どもたちの個別の作品の展示し、それらをクイズ形式で保護者に回ってもらいます。それぞれの展示には私たちが日々保育の中で行っている5領域という領域を切り口として、クイズを通して保護者の方々に保育を感じてもらう機会として考えています。

 

 

たとえば、5領域の「健康」は子どもの4月の体重と身長と3月の体重と身長を差し引きます。そして、1円玉は直径が2㎝なので、その大きさを見て一年で身長がどれほど大きくなったかを実感してもらえるようにします。体重はジャガイモを重くなった分持ってもらって、一年間でどれだけ体重が増えたかを実感できるようにします。その他にも、自分のお子さんの手形や足型を貼ることで、普段触れているお子さんの手や足を探してもらいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

次に領域「人間関係」です。人間関係はお友だちの顔写真から名前当てをしてもらいます。

 

領域「環境」では、子どもたちが普段、遊ぶ保育室のおもちゃのどれが好きかをあててもらいます。そうすることで、普段お子様がどういったオモチャに興味があって、幼稚園で楽しんで過ごしているかを知ってもらえるようにしています。また、幼児になるとその玩具の興味がどう変化しているのかも知ることが出来ます。

 

領域「言葉」はシルエットです。人型・犬型・家型・車型を貼り、子どもたちにインタビューをします。そうすることで、子どもたちのものの理解やそれを言葉で説明することで、子どもたちの言葉の発達理解ができるようにしています。

 

領域「表現」ではぬりえ・自由画・人物画を通して、子どもたちが興味や色彩感覚を知れるようにしています。シルエットを含めこれら4つは年間を通して作品を作ることで、4つのアプローチから一年で3作品出来上がることになるのですが、そうすることで一年でどのように子どもが成長しているかが分かるようにしています。

 

先生からのメッセージでは、園での子どもの様子を保育者が一人一人の個性を書き出します。保護者の方によっては、家での様子と園での様子が違っていたりと、様々な子どもの生活の様子がよくわかります。

 

これらの成長展の展示で重要にしているというのはお子さんの「成長」を知らせるということが一番の目的にしています。そのため、作品は一作品を展示するのではなく、一年を通したのものが多数あります。そうすることで、他の子どもが作った作品を比べるのではなく、ありのままの子どもの成長を実感してもらいたいと思っています。

 

どんなお子さんでも、その子らしく成長します。そして、その子のスピードで成長していくのです。そんな子どもの姿を認め、それぞれの子どもたちの個性や自分らしく生きていけることが幼稚園の目的でもあります。