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投稿日時 2022年6月7日

散歩に行く

副園長のコラムcolumn日々考えること

梅雨入りも目前ですが、つかの間の晴天の中、乳児の子どもたちが散歩に出かけていました。散歩というと、過去にも事故や事件が起こることもあり、保育士もなかなか気が抜けない活動の一つでもあります。しかし、それと同時に、保育の内容としてはとても意味のあるものでもあると感じています。

 

そんな「お散歩」ですが、その目的は何も「公園で歩く」という事だけではありません。公園に行くために「歩く過程」も目的の一つであります。歩くということは当然「健康」につながります。散歩に行くことで歩く機会にもなり、足腰が強くなります。また、幼稚園や保育園などはお友だちと歩くため、1人で歩くのではないので、頑張って歩く姿もあります。大人が抱っこもできないので、何とか歩こうとします。もちろん、保育者は子どもの無理のない範囲で散歩のコースを選びますが、抱っこを求める子はあまりいません。頑張って歩くことが出来るのはきっと友だちと一緒に歩いているからだろうと思います。

 

次に「散歩の過程」です。「散歩」というと公園で遊ぶことなど、目的地で何をするのかということを考え

がちですが、大切なことはその過程も大切にしなければいけない活動であると考えています。道端に割いているタンポポ、飛び回るちょうちょ、道路を走るはたらくくるま、子どもたちはその様子も楽しんでいます。実際、今日2歳児の子どもたちは散歩に行く前に「はたらくくるまを見る!」といっていました。つい、「公園で遊ばせる」ということを目的にしてしまいがちですが、その道すがらも子どもたちは楽しんでいるということが伺えます。そして、「お友だちと歩く」ということもとても大きな刺激になります。お友だちと歩くことで、息を合わせることやお互い注意し合うこと、途中に起きる様々な出会いなどを共感しあうなどコミュニケーションがおきます。不思議と子ども同士で様々な調整を行って歩くというのはとても重要な関わりであるのと同時に、友だちとの教え合う中で学んでいることも多いのだろうと思います。

 

事件や事故が起こることは確かに悲しいことであり、リスクのあることでもあると思います。しかし、長い目で見たときに、これほど、大人が隣について歩く練習をすることが出来ると考えると、小学校に進級するまでにしっかりと安全に歩く歩き方や交通ルールを伝ええる場としても、散歩はとても重要な意味があるのではないかと考えています。

 

そんなことを思いながら、子どもたちに「行ってらっしゃい」と声を掛けました。